咬合回復 Occlusal

歯並びに不安のある患者さんの
『噛み合わせ』を改善し、
お口の機能を回復します

「長持ちする歯」であるよう患者さんをサポートします

「長持ちする歯」であるよう
患者さんをサポートします

当院は予防を重視した歯科医院として、むし歯や歯周病だけに着目した診療ではなく、「咬みにくいのは何故か?」「以前より噛み切りにくくなったのは何故か?」など噛み合わせについて考慮した歯科診療を行っております。

遺伝による歯並びや顎の発育不全だけでなく、子どもも大人も実は生活習慣、主に態癖(よくない生活習慣や癖によるバランスの崩れ)によって噛み合わせに不調が出てきます。
原因を取り除かなければせっかく治療しても、詰め物が外れたり、過度な力で歯が割れたりしてしまい結局治療を繰り返すことになります。
当院ではその原因を追究し、根本改善を図ったうえでむし歯や歯周病になりにくい「長持ちする歯」であるようサポートいたします。

咬合不調から起きるよくある症状

  • 片頭痛
  • 顎関節の痛み
  • 首や肩の異常なコリ
  • 全身の疲れや倦怠感
  • 寝不足

このような症状の原因は、歯の『噛み合わせ』にある可能性があります。
歯並びがきれいな方やそこまで悪くない方は、「自分には関係ない」とお思いになるかもしれませんが、見た目が良いからといって、噛み合わせが良いというわけでありません。歯並びがきれいな方でも、噛み合わせが悪い方はいらっしゃいます。

噛み合わせが悪くなる『咬合不調』の原因は、おもに体癖とよばれる自分でも気づかない体の習癖にあります。
自覚症状がないままこのような咬合不調を起こしていることもあるので、「体調がすぐれない」という方は、噛み合わせを疑ってみる必要もあります。身体の不調を感じられたら、まずはご相談ください。

さまざまな治療方法

さまざまな治療方法

咬合不調からくる体調不良には、その原因によってさまざまな治療方法があります。 噛みしめ、食いしばり、体癖(悪い姿勢、頬杖、横向き寝、うつぶせ寝)など咬合不調の原因を探り、それに見合った治療を患者さんと協力しながら行なっていきます。これを『咬合療法』といいます。

全身の健康を得るためには、体のさまざまな部分に気をつけることが大切です。治療を受けていただく過程で、このような考え方を身につけていただくことが、日々の健康維持につながります。

歯並びが悪くきちんと噛み合わない、食べ物をうまく噛めない

歯並びが悪くきちんと噛み合わない、食べ物をうまく噛めない

上下の歯の接触や噛む力のバランスが良ければ、適切に噛み合い、食べ物をきちんと噛むことができます。これらがうまく機能しないと、私たちが生きていくうえで欠かせない「食べる」という行為、そして健康に悪影響を及ぼします。
とくに歯並びが悪いとその傾向が強くなるため、歯並びの治療による噛み合わせの改善が有効です。

当院では、子どものうちから歯並びを整えることを重視し、お子さんの歯並びの状態と噛み合わせとの関係を見きわめ、適切な装置を使った矯正治療で、良好な歯並びと噛み合わせの獲得を目指しています。

体の歪みからくる不正咬合や痛み

体の歪みからくる不正咬合や痛み

噛み合わせと体全体のバランスとは密接に関係します。体が歪んでいると体全体のバランスが崩れるため、体の歪みを治し、本来あるべき骨格構造へと導く適切な補正が必要です。

そのため当院では、患者さんの足に合わせたフットオーソティクス(インソール)を使い、足元から全身にアプローチして、体の歪みを治す治療を行なっています。

歯の欠損による機能不全

歯の欠損による機能不全

むし歯、歯周病、外傷などにより、歯の一部または歯ごと失ってしまった場合、そのままにしていると、咀嚼、嚥下、発音など口腔機能に悪影響を及ぼします。それらの回復を図って口腔機能の改善を図るために、補綴治療を行ないます。

機能性や審美性を考慮しつつ、その患者さんの歯の状態や噛む力に合った材料を選択し、被せ物、ブリッジ、入れ歯などの修復物で、欠損した部分を補います。

現在妊娠中の方に向けた治療

現在妊娠中の方に向けた治療

妊娠から出産までの約10ヵ月間、お母さんの体にはさまざまな変化が現れます。妊婦さんは体の変化ばかりに気を取られがちになるかもしれませんが、じつはお口の中も変化しています。
妊娠するとだ液が減って細菌の活動が活発になるため、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。つわりがある方は、満足に歯を磨けなかったり、頻繁なおう吐による胃酸の作用で、歯が溶けてしまうこともあります。

当院では、妊婦さんご自身だけではなく、生まれてくる赤ちゃんのお口の健康づくりも意識し、妊娠中のお母さんに向けた『マイナス1歳からのむし歯予防』をご提案しています。

治療症例

咬合療法1

年齢 60代 性別 男性
治療
期間
約1年半 費用 咬み合わせ検査及び処置料10万円(税別)
治療
内容の
詳細
【主訴】左の歯が痛い。
【治療法】崩壊した噛み合わせを正しい位置に戻してから被せ物の治療を行う。
【経過】噛みしめや食いしばりなどによる咬み合わせの崩壊を改善したことで歯や顎関節に負担をかけることがなくなった。図の丸に示したように、治療前は著しい食いしばりにより咬合(咬み合わせ)が崩壊し、顎関節が正常な状態にないため下の前歯がほとんど見えていないのに対し、治療後は正常な顎関節の位置に咬み合わせを戻して咬合を回復したことで咬み合わせの高さも均一となり下の前歯が見えるのがわかる。
【メリット】初めに咬み合わせの改善を行っており、本来の咬み合わせに戻ることで被せ物が外れたり痛みが生じるなどの不具合が起こりにくい。
治療に
おける
リスク・副作用
咬み合わせの改善時、一時的に顎関節に症状が出ることがある。
  • 治療前

    咬合療法1治療前01-01
  • 治療後

    咬合療法1 治療前01-02

咬合療法2

年齢 60代 性別 男性
治療
期間
約1年半 費用 咬み合わせ検査及び処置料10万円(税別)
治療
内容の
詳細
【主訴】下の前歯の被せ物が欠けた。
【治療法】崩壊した噛み合わせを正しい位置に戻してから被せ物や入れ歯の治療を行う。
【経過】食いしばりなどによる咬み合わせの崩壊を改善したことで、歯の揺れが改善された。咬み合わせの強さとバランスの検査結果を見ても、「咬み合わせ調整前」は丸で記したところで極端に力がかかっており歯の著しいすり減りと歯牙の欠けが見られるが、治療終了後の検査では臼歯全体的でバランス良く咬めているのがわかる。また、下の前歯の見え具合から咬み合わせを正しい位置に戻したことがわかる。
【メリット】初めに咬み合わせの改善を行っており、本来の咬み合わせに戻ることで被せ物や入れ歯の不具合が起こりにくい。
治療に
おける
リスク・副作用
咬み合わせの改善時、一時的に顎関節に症状が出ることがある。
  • 咬み合わせ調整前

    咬合療法2 咬み合わせ調整前01-01
  • 治療終了時

    咬合療法2 治療終了時01-02

咬み合わせの強さとバランスの検査

  • 咬み合わせ調整前

    咬合療法2 咬み合わせ調整前02-01
  • 治療終了時

    咬合療法2 治療終了時02-02